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とはずがたり ~サブカル雑記帳~

アニメと音楽の直情的な感想がメインです。たまに映画や美術、気になったことも。

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美術展 「牧野邦夫―写実の精髄―展」感想 写実の高度な技術に基づいた幻想の構築力 

牧野邦夫展


練馬区立美術館(練馬)
2013年4月14日~2013年6月2日
きっかけは2013年4月27日に放送した「美の巨人たち」で紹介された「未完成の塔」という作品です。

最初はキャンバスの外に突き出ている塔の先端に、なんじゃこりゃ?だったんですが、よくよく絵自体を見てくとなんとも独特な質感で面白い。
わりと近場で展覧会も開催中だったので、早速行ってみた次第です。

ていうか、美の巨人たちはこういう日本の画家をちょくちょく取り上げてくれるのがいいね。
青木繁の「わだつみのいろこの宮」とか、最近だと速水御舟の「洛北修学院村」もインパクトがあった。
テレビ東京さん、今後もこの調子でお願いします。

いちおう牧野邦夫の略歴を。

1925~86年ということで大正から昭和の画家さんです。
レンブラントに強い憧れを抱き、生涯にわたって師と仰ぎ続けたらしい。
画壇に関わりを持つことはなく、個展を開くのみでひたすら自分の世界を追求した人なんだとか。
よって、知名度低し。

ちなみに、小説家の牧野信一を従兄に持つそうだが、僕はこちらも知らなかった。
ただ、2013年のセンター試験で小説が使われて再注目されてるとか。
今度、読んでみようかしらん。

で、展覧会の感想

これがもう、非常によかった

人物はレンブラント直系の明暗をはっきりつけた技法で描かれ、リアルな質感と強い主張がある。
それに対して背景や、人物のまとう衣服?は幻想的。
その対比というか、バランスがとても面白い。

しかも幻想イメージの部分も、きっちりと描き込まれているというね。
ご本人は基本的にドラクロワ以前の写実にこだわりがあって、現代絵画はつまらないんだそうで。
でも、単にリアルな描写を追求するわけじゃなくて、現代絵画から「何だってアリ」の精神を学んだということで、なるほど、この画風なわけですな。

とにかく、技術の高い人が描いた絵っていうのは、やっぱり見てて楽しい
個人的には画力以外にも幻想イメージを描き切る想像力のすごさに感心した。
今現在イラストレーターとかやってる人とかも、刺激を受けると思うよ。

ということで、自信をもっておすすめできる展覧会です。
幻想部分が口にあわない人以外はぜひぜひ。

ついでに言うと、作品数は約120点もあるのに観覧料はなんと¥500
これも満足度高かった理由のひとつ。

難点をあげるならば、美術館の周囲には駅前の西友ぐらいしかないから、何かのついでに寄るっていうのがしにくいことかな。
まぁ、池袋まで電車で15分くらいだから、そっちで寄り道でもどうぞ。


牧野邦夫画集―写実の精髄
牧野邦夫画集―写実の精髄
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Posted on 2013/05/05 Sun. 19:57 [edit]

category: 美術

thread: 展示会、イベントの情報  -  janre: 学問・文化・芸術

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