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とはずがたり ~サブカル雑記帳~

アニメと音楽の直情的な感想がメインです。たまに映画や美術、気になったことも。

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美術展 「フランシス・ベーコン展BACON」感想 キャンバスの中に並び立つグロテスクと・・洗練? 

ベーコン展


国立近代美術館(竹橋)
2012年3月8日~2013年5月26日



初めてこの人の名前を知ったのは、坂本龍一の映画サントラ「愛の悪魔/Love Is The Devil」を買った時。
(いちおう知らない方のために説明するとベーコンの伝記映画ね)
その時は音楽にばかり気が向いていて、映画も見なかったしベーコンのことも調べなかったわけです。
「世界史でおんなじ名前の学者が出てきたよな」ぐらいのもんで。

実際にはピカソと並ぶくらいの評価を受け、オークションでも非常に高値がつくようなすごい人なんだとか。
いや、無知って恐ろしいね。
でも、日本じゃ30年前に個展が開かれたっきりらしいから、日本人にはあんまり馴染みのない画家ではある・・だろう、たぶん。

そんな人の回顧展がついに開かれるということで、行ってきました竹橋に。
駅から北の丸公園に続く歩道は花見目的であろうお年寄りたちと、卒業式終わりらしいスーツと袴の学生たちでいっぱい。
じ、邪魔くせぇ・・・。
ていうか、今年の桜は色味が薄いね。変なタイミングで咲くと、いつもこんなだわ。

まぁ、それはさておき、絵の感想。
「叫ぶ教皇の頭部のための習作」とかを画像でチラ見した時には、なんていうかエゴン・シーレとかエドヴァルド・ムンク(初期ね)に近い作風なのかな、と思ってたんですけどねぇ。

実物を見ると、なんかそうでもない。

確かに、グロテスクなデフォルメなんだけど、シーレみたいな生々しさとか、ムンクみたいな不安感とか、何よりこの2者に共通してる「死」のイメージがこの人の絵にはない感じ。(解説見たら、テーマに「死」なんてなかったし)
特に嫌悪感もなく見れてしまった。

なんでか?
個人的には「洗練されてるから」じゃないか、と。
なんていうか、どんなにグチャグチャにデフォルメしててもスタイリッシュなんだよね。
ベーコン本人はゴッホを尊敬しているらしいけど、ゴッホの絵にある混沌とした情念みたいなものとも違う。

この人の絵にいろんな芸術家が影響されるのは、このスタイリッシュな部分なんじゃなかろうか。
「かっこいい」というか「クール」というか。
「理知的」という方が正しいのかな?

いずれにしても、感覚全開でキャンバスに自分を塗り込んでいくんじゃなくて、一歩引いてる感じ。
本人はインタビューで「意識的には何をしているかわからない時に仕事がうまくいく」みたいなことを言ってたけど、ひとつのテーマを手法を変えて何枚も描いて比較する、なんていうやり方は、やっぱり冷静なスタンスだと思う。

ちなみに、展示されてる作品数はちょっと少ないけど、7~8割が縦横1.5m近い大きいものばかりなので、見ごたえは十分あると思うよ。

ついでに言うと、この国立近代美術館は近現代の日本画家の作品所蔵が粒揃い。
常設展もおすすめです。


フランシス・ベーコン BACON [単行本(ソフトカバー)]
フランシス・ベーコン BACON [単行本(ソフトカバー)]
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Posted on 2013/03/24 Sun. 11:35 [edit]

category: 美術

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