ほーいいじゃないか こういうのでいいんだよこういうのでLAMA結成のニュースを見たとき、思わず
「まぢで!?」と声を出してしまったもんです。
なんせ、SUPER CARのナカコー、フルカワ、NUMBER GIRLの田渕。(バンドの全盛期からはや10年以上・・)
くわえてagraphもよく聴いてた自分としては、まさしく
「最強の4人」。
「こいつぁ、えらいことになりそうだぜ・・」と30歳超えたおっさんが胸踊らせながら新譜を待ちわびていたわけだ。
そして、出た最初のシングル「Spell」。
おっさんの期待はもろくも打ち崩される。
なんていうかね・・「手抜いてんじゃねえよ!」というか「これじゃソロの方が全然いいわ!」っていうか。(好きな人はごめんなさいね)
タイアップになっていたアニメ「no.6」の出来と相まって、すっかり意気消沈しておりました。(好きな人はごめんなさいね)
その後「Cupid/Fantasy」(シングル)、「New!」(アルバム)とリリース。手抜きという印象はなくなったものの、やっぱりソロよりいいとはならなかった。
・・アルバム買いましたけどね。ILLのアルバムも買い続けてるし、けっこうなナカコー信者っぷりですわ。
「New!」の後はしばらく音沙汰なし。
ナカコーがアニメ「エウレカao」のサントラ担当することになったり(これはなかなか良かった)、まぁそのうち解散が既定路線かぁ、と思っていた矢先に、なんとアルバムリリースの知らせが。こんなにコンスタントに出すグループだったとは。
で、とにかく聴いてみる。感想は・・
「いいじゃないか、これ」エウレカaoの中で「Pararel Sign」が流れたときにも感じたのだが「Modanica」は「New!」とはだいぶ違う作風になっていると思う。
打ち込み要素の強いロック/ポップスというのは同じなんだけど、
なんていうか違う。
具体的な曲の分析は他の詳しい方に任せるとして、インタビュー記事なんかを読むと、実際に作業の仕方を変えているらしい。
ざっくり言うと
「New!」の時はメンバーの誰かが作った曲のベースを元に曲作り。
「Modanica」ではベースの段階からメンバーでキャッチボールをしつつ曲作り。
そして、その結果は・・言うまでもなく、
「Modanica」のほうが僕の好みでした。
曲の作り方を見れば当たり前なのだが、ようやくこのメンバーである意味のある音楽になったな、というか、結成時に期待していたものが聴けた、というか。
キャッチーな部分と作り込みのバランスが絶妙で、誰に対してもおすすめできるアルバムだと思う。
ちなみに、エウレカaoでこのグループを知ったという人には、アルバム後半のダウナーな展開がちょっと退屈かもしれない。
そういう人はitunes storeなどで曲をバラ買いでもいいんじゃないでしょうか。
「White Out」「Pararel Sign」「Know Your Rights」あたりは
かっこいいし、気持ちいい。
最後に。
このグループではナカコーがやはり注目されるのだとは思うのだが、僕にとってのキーマンは牛尾憲輔のような気がしている。
なんか、耳につく曲はだいたいこの人の関わっている割合が強い。
ということで、
ガンバレ牛尾!ガンバレあぐらふ!ソロワークも期待してるぞ!

LAMA 2nd アルバム 「Modanica」itunes はこちら(試聴あり) 

LAMA 1st アルバム 「New!」itunes はこちら(試聴あり)
-- 続きを閉じる --